ヒロシマ2008「ああ 広島よ 広島よ・・・」 | 真夜中の影絵だより★2005〜2012

ヒロシマ2008「ああ 広島よ 広島よ・・・」

080804
 

昭和21年秋、町の復興運動で市内の瓦礫を除去する男子学生たちの姿がありました。その一人が休憩時間に読み上げた聖書の一節 、「ああ エルサレム エルサレム・・・」。エルサレムに向かうイエスの嘆きを意味するらしいのですが、聞いていた仲間たちはその意味をまったく知りません。ただ目の前に広がる焼け野原とその言葉が重なり、「ああ 広島よ 広島よ・・・」と聞こえてならなかったそうです。学生たちの目から涙が溢れたといいます。そのお話をしてくださった方は、その直後クリスチャンになられました。原爆では大怪我を負われ、命からがら広島を出た経験をお持ちです。「私は運命論者ではないけれど、運命を感じずにはいられませんね」そう言って穏やかに微笑まれた姿が印象的でした。

 

明日の始発電車で広島に向かいます。今日は1日バイトです。無事帰って来れたらまたご報告させていただきます~。

 

★ヒロシマ小さな祈りの影絵展は、8月5・6日です。