ヒロシマ2008「もらったおにぎり、とてもおいしかった」
原爆が投下され、命からがら実家や親戚の家まで何時間も歩き続けた人たちがいます。途中の風景は地獄絵のようだったといいます。震えが止まらず、農家の納屋で休ませてもらったという人もいます。でも「帰らなきゃ」という気持ちはとても強かったようです。力つきかけた時、見ず知らずの人におにぎりをもらって元気になった人もいます。その時のことを思うと今でも感謝の気持ちでいっぱいだそうです。広島の人たちは、悲惨な状況の中でも助け合いの精神を忘れなかったようです。