エジプト影絵「マアトの間」 | 真夜中の影絵だより★2005〜2012

エジプト影絵「マアトの間」

080202  

 

オシリスという偉い神様は死者の国に住んでいます。この絵は「マアトの間」といい、死者がオシリスの前に頭をたれ、審判を待つところです。死者の心臓が天秤の片方にのせられ、もう片方には正義の女神マアトの羽がのせられています。この天秤の傾きにより、死者が天国へ行くか地獄へ行くかが決まるのです。この絵を描きながら、人への戒めとしてこのような神話が存在したのだなぁとあらためて感じました。さて、自分の心臓はマアトの羽より軽いでしょうか、重いでしょうか・・・・。重いとそのまま落ちていき、怪物に食べられてしまうそうです・・・・!