影絵制作日記・ヒロシマ「いたずら」
清鈴園 で暮らすあるお年寄りの男性は、戦時中を満州で過ごされたそうです。現在は、身体をゆっくり動かすことしかできず、耳をすまさないと聞き取れないほどの小さな声で話されるのですが、満州に沈む夕日をもう一度見たいと繰り返しおっしゃいます。その目は遠くを見つめていて、その先には本当に真赤な夕日があるような気がしてきます。小さい頃のことをたずねると、よくいたずらをしたね、とうれしそうに目を細められます。なんでもヘビとカエルの入った箱を渡し音楽の先生を泣かせたとか・・・。かなりやんちゃな少年だったようです。
高橋夫妻、毎年恒例のお弁当の差し入れありがとうございました♪